温泉科学プロジェクトは温泉と入浴に関する情報を発信しています。
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健康は風呂からだ:浮力・水圧・温度の関係
お風呂に入ることでリラックスできたり、爽快な気分になるのはなぜでしょう。それは汗や汚れを洗い流すこともそうですが、身体が受ける物理的な作用が大きく影響しているのです。
私たちが受けるその作用とはいったいどのようなものでしょうか。
湯船で手足を伸ばしたときのゆったり感は、浮力が大きな作用を及ぼしています。水中の物体を浮き上がらせるその力により、空気中と比べた重さはたったの9分の1程度にしか感じられません。浮力を受けて軽くなった身体は、筋肉の緊張が次第にほぐれてゆきます。これと同時に緊張からくる脳への刺激が減少し、心も開放されてゆくのです。
入浴することで、胴回りを3〜6センチも縮めてしまう程の水圧が身体中にかかっています。これにより足にたまった血液が押し戻され、血液の循環を促進し心臓の働きも高めてくれるのです。また腹部にかかる水圧が横隔膜を押し上げて肺の容量を減少させるため、呼吸の回数が増え心肺機能が高まります。
湯で温められた身体は血行を促進し新陳代謝を活発にします。これは温熱作用によるもので、体内の老廃物や疲労物質の除去、コリがほぐれるのもこのためです。温かい湯には自律神経をコントロールする作用もあります。42℃以上の熱い湯は交感神経を刺激し心身ともに活動的に、38℃以下の湯は副交感神経に働きかけて心と身体を落ち着かせてくれます。
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