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入浴剤の基礎知識 きき湯写真
 日用品として根付いて久しい入浴剤ですが、最近では家庭でできる健康法の一つとしても注目されています。
ここでは入浴剤の成分や歴史についてご紹介いたします。

入浴剤の歴史
 菖蒲湯や柚子湯のように薬湯に入る風習は古くからありましたが、布袋に配合した生薬を詰めた商品が登場したのは明治中ごろのことです。その後自宅でも温泉同様の効果が得られないものかと様々な研究がなされ、昭和のはじめに無機塩類入浴剤が誕生しました。
 当時は風呂付きの住宅に住む家庭が非常に少なく、公衆浴場での利用がほとんどでした。それも昭和40年頃から様変わりします。マイホームや公団住宅の建設により風呂付き住宅が常識となり、自宅で風呂を楽しむ人が増えていったのです。
 現在では健康のため、リラックスのため、と目的をプラスした入浴の傾向にあります。これらのニーズにマッチした入浴剤の開発も盛んに行われ、健康改善、保持に広く役立てられています。

入浴剤の主な成分
無機塩類系  皮膚表面のタンパク質と入浴剤の成分が結合し、体全体に膜を作ります。熱の放散を防ぎ温熱効果が持続されます。湯冷めがしにくいもこのおかげです。
 この他には、主な成分である硫酸ナトリウムは皮下組織の活性化、炭酸水素ナトリウムは皮膚の汚れの清浄の効果があることから、これらの効果も期待できます
   
主成分: 硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、炭酸ナトリウム、
炭酸水素ナトリウムなど
期待効果: 温熱効果、清浄効果を高める
炭酸ガス系  無機塩類系同様の温熱効果とともに、新陳代謝の促進、疲労や痛みを回復します。皮膚より取り込まれた炭酸ガスは血管拡張作用により血管を拡げ、血圧の低下と血流量を促進させます。取り込まれた炭酸ガスは最後は肺へとまわり、呼吸とともに体外へ吐き出されます。
   
主成分: 炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム などにコハク酸、フマル酸、リンゴ酸などを組み合わせたもの
期待効果: 発生する炭酸ガスにより温浴効果を高め新陳代謝を促進
薬用植物系  薬湯としても古くから利用され薬用植物系入浴剤は、海外でもおおいに注目されています。生薬に含まれる精油が肌をコーティングし温熱効果を高め、皮膚の炎症の抑制や血流量の増加も促します。
 また、生薬独特の香りは気分を落ち着かせてくれます。
   
主成分: センキュウ、トウキ、ボウフウ、チンピ、カミツレ、
ハッカなどの生薬
期待効果: 温熱効果、気分を落ち着かせる
酵素系  無機塩類系の成分にパパインやパンクレチアンなどのタンパク質分解酵素を合わせることで、酵素系の入浴剤になります。皮膚表面や毛穴の汚れを酵素の力で肌に刺激を与えることなく分解し、洗い流しやすい状態にしてゆきます。湯上り後の肌はなめらかな手触りです。
   
主成分: たんぱく質分解酵素、パパイン、パンクレチアンなどと
無機塩類系入浴剤を組み合わせたもの
期待効果: 皮膚の清浄、温熱効果
 
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