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温泉宿の長い長い廊下にはわけがある |
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温泉宿でいざ浴場へと思うと、長い長い廊下を歩き、さらに渡り廊下を渡って階段を降り、という経験はありませんか?なんでもっと客室の近くに作ってくれないの?と思われた方もあるはずです。実は温泉は、渓谷近く、河原などに源泉が湧いていることが多いのです。しかし宿の客室や玄関などを河原に建てるわけにもいきませんから、平地になった部分にこうした施設を建て、そこから河原の源泉近くに作った入浴施設へ移動する、という方法を多くの温泉宿がとっていました。
いまでは汲み上げ技術も向上し、各部屋に露天風呂つき、などという宿もありますが、こうした事情がわかると、長い長い廊下も温泉を楽しむ条件の一つと思えてきますね。 |
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| 混浴今昔物語 |
そもそも昔は温泉では「混浴」という概念がありませんでした。今でいう「野湯」、自噴で自然にできた温泉、つまり自然からの授かりものをそのまま利用していたので、混浴のほうが当然であったわけです。この習慣は銭湯が広く一般化した江戸時代まで続きました。しかし湯屋(銭湯)が庶民の社交場の役割を果たし、垢すりや髪すきのサービスなども出てくると、風紀の乱れる店も現れ、1791年に松平定信が混浴禁止令を出したのです。
現代でも、各地方自治体の条例で混浴を禁じているところがあります。東京都は原則水着をつけての混浴、三重県では12歳以上、兵庫県では6歳以上の混浴が禁止されています。 |
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| 岩盤浴昨今 |
ここのところ急激に人気を上げてきた「岩盤浴」。主要な駅前には必ずと言っていいほど看板を目にします。天然のものでは秋田の玉川温泉が有名。火山活動で温められた岩盤の上にゴザを敷いて体を横たえ、温泉の成分とともに温熱効果が期待されています。
町中のものは玉川温泉のように火山熱や温泉成分を利用しているわけではないので、サウナのように発汗作用を高め、新陳代謝をうながすことが主だった目的のようですが、手軽に温泉なみの「温まり」を実感できることで人気を博しているようです。しかしその分、本来の温泉のように効果・効能や泉質が明示されているとは限りません。体に疾患のある場合や、水分の補給などには各自が充分注意して利用しましょう。
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